2025年に入ってから図解に特化した発信をしようと思い立って、このブログや各SNSで発信を始めました。
まだ始めたばかりだったので「しばらくはお問い合わせなんて来ないだろうな」と思いつつも、ブログにお問い合わせページは必須だろうと思い設置していました。
まず連絡は来ないだろうと思っていましたが、万が一の備えとして用意だけはしておいた、というのが正直なところです…(別に手を抜いていたというわけではないのですが…)。
すると最近、その“万が一”が本当に起きて、図解制作のご依頼をいただき、無事に納品することができました。
この経験は「まだ発信を始めたばかりで、これから仕事につなげていきたい」と考えている方の参考になるかもしれないと思い、この記事にまとめることにしました。実際、ぼく自身も「お問い合わせなんてまだまだ…」と考えていたので、誰かの希望になれたらうれしいです。
図解の依頼は、意外な場所から

ご依頼くださった方とは、ビデオミーティングで打ち合わせをしました。緊張しながらもお話を進めて、最後のほうで少し余裕が出てきたタイミングで「まだ発信を始めたばかりなんですが、どうやってぼくのことを見つけてくださったんですか?」と質問してみました。
するとその方は、「図解をお願いできる人がいないかと思い、ネットでそういう方を検索していた」と教えてくださいました。
そこで僕の名前がたまたまヒットしてこのブログへアクセスし、そこに掲載していた実績ページを見て「この人にお願いしてみよう」と思ってくださったとのことでした。
つまり、SNSの投稿が直接届いたわけではなかったのですが、さまざまな媒体で発信していたことが、結果的に役立った瞬間でした。
そして、この出来事は僕にとって大きな気づきになりました。
「SNSでバズっていない=誰にも見られていない」ではない。
むしろ、ちゃんと届いている人がいる。その事実は、発信を続けるモチベーションにもなりました。
ぼくがやっていたこと

この経験をきっかけに、ぼくが日々どんな発信をしていたか、あらためて振り返ってみました。
- 個人で制作した図解の投稿
- お仕事として制作した図解の実績紹介(※許可をいただいたもの)
- 図解の作り方や工夫を紹介するTips投稿
- X、note、Instagram、Pinterest、Threadsへの投稿
- ココナラやクラウドワークスへの登録
- ホームページ(ポートフォリオ兼ブログ)の整備
図解を作成したら、XとPinterest、Threadsに同じ図を投稿。補足説明が必要な場合はnoteやこのブログで詳しく解説しています。インフォグラフィックのようなビジュアル重視の投稿はInstagramにアップしています。
ココナラやクラウドワークスでお仕事をした際には、ポートフォリオ欄に実績を掲載。検索に引っかかる可能性があるので、名前を知ってもらえるきっかけにもなります。
最終着地点を整える大切さ

今回ご依頼をいただいたのは「検索→ホームページ→お問い合わせ」という流れでした。
この経験から「ホームページ=発信の最終着地点」としての役割の大切さを、あらためて実感しました。
各SNSでは、プロフィール欄にホームページのリンクを掲載し、興味を持ってくれた方がスムーズにアクセスできるようにしています。ホームページには、仕事実績はもちろんさまざまな情報を載せています。
- お仕事・個人制作の実績を掲載
- その他コラム記事など投稿
- お問い合わせフォームを設置
特に「実績ページ」は、依頼を検討している方にとって「お願いしたらどんな成果物が出てくるのか?」を想像してもらうための重要な判断材料になります。そのため許可をいただけたものはできるだけ紹介するようにしています。
以前にも同じようなことがあった
今回のケースは「検索→HP→お問い合わせ」でしたが、まだHPすらないような状態の時に、以前にもInstagramのDMから突然お仕事のご依頼をいただいたことがあります。
そのときは、広告代理店の方から「クライアントにスライド系のデザインを提案したくて…」という理由でご連絡くださいました。そこから数件のご依頼につながり、ありがたいことに今でもやり取りが続いています。
まだまだ件数は多くありませんが、ひとつのご縁が、複数のお仕事やご紹介につながることもあるので、たった一件のご相談でも大切な一件です。
で、このときに思ったのが「企業・個人・代理店、いろんな立場の人が、じつは“日々クリエイターを探している”んだな」ということ。
「今すぐ依頼する人」ではなくても「いつか頼みたい」と思っている人の記憶に残る可能性がある。だからこそ、“見られていないようで見られている”という意識が本当に大事だと思いました。
フォロワー数が少なくても、できること

仕事の数は、ざっくり言うと「露出 × 成約率」で決まると考えています。
“成約率”はスキルや価格帯、タイミング、実績など、今すぐ自分でコントロールしづらい要素ばかりです。
でも”露出”は自分でも工夫できる余地がたくさんあります。
- SNSの発信を増やす(自分のペースでOK)
- 実績を積んで、許可を得て発信する
- ポートフォリオを整える
- ブログやnoteを書く
- プロフィール導線をしっかり整える
- デザインの裏話やプロセスも発信する
「実績がないから発信できない」という側面もあり、そこは僕もまだまだ課題を抱えている部分ですが「実績をつくるための発信」こそが、大事な姿勢だと思っています。
僕のようなフォロワー20人の影響力のないアカウントは、全然誰にも見られません。とはいえ、最初はみんな0フォロワーから始まってますし、今回の経験から最近はこう考えるようにしています。
「この投稿は“未来に見る誰か”に届けるつもりで発信しよう」
そうやって発信を積み重ねていくことが、少しずつ信用につながっていくんだなと感じています。
まとめ:「いつ見られてもいい」状態をつくる
「誰が、いつ、どこで、自分を見つけてくれるか」は自分ではコントロールできません。でも「見つけてくれたときに信頼してもらえる状態にしておく」ことは自分次第で整えることができます。
ぼくもまだまだこれからですが、今後も「未来のお客さん」に届くような投稿をコツコツと続けていきたいなと思っています。
僕はいま「図解デザインのみで生計を立てる」ことが目標で、今後も図解に関する情報を発信していきますので、よろしければX(@yusukezu)をフォローしていただけたらうれしいです!図解に特化した“デザインTips”を毎日投稿しています!ではっ!