もう迷わない!色の選び方4パターン|印象・機能・お馴染み配色・ブランドから考える配色設計

デザインや資料作成をしていると、「この色で合っているのか?」と迷う場面は少なくありません。

配色はセンスや感覚の問題と思われがちですが、実は“考え方の型”を持つことで、誰でも論理的に色を選べるようになります。

この記事では、図解デザインやスライド資料、インフォグラフィック制作でも使いやすい「色の選び方4パターン」を解説します。

感覚に頼らず、理由を持って色を選びたい方に向けた内容です。

目次

色選びで迷う原因は「基準」がないこと

色に絶対的な正解はありません。しかし、「なぜこの色なのか」を説明できない状態は、デザインとして不安定になりやすいです。

特にビジネス資料や図解では、色は単なる装飾ではなく、情報を補助する役割を担います。それにもかかわらず、以下のような状態で色を決めてしまうケースは多く見られます。

  • 好きな色から選んでしまう
  • 何となく見た目で決めてしまう
  • 配色の目的が整理されていない

こうした迷いを減らすために大切なのが、「どこから色を選ぶか」という起点を先に決めることです。

パターン① 印象から色を選ぶ

1つ目は「与えたい印象」から逆算して色を決める方法です。

色には、多くの人が共通して抱くイメージや印象があります。代表的な例としては、以下のようなものがあります。

  • 青系:知性・信頼・誠実・清潔といった印象
  • 緑系:自然・安心・平和・生命といった印象
  • 赤系:情熱・活力・強さ・興奮といった印象

サービス紹介資料や会社案内、ブランド説明など、「どう思われたいか」が重要な場面では、この考え方がとても有効です。

最初に「信頼感を出したい」「安心してもらいたい」といったキーワードを言語化し、それに合う色を選ぶことで、配色のブレを防ぐことができます。

パターン② 機能から色を選ぶ

2つ目は、色が持つ「機能」や「役割」から選ぶ方法です。

UIデザインや資料内の注意喚起では、色は感情よりも意味を伝えるために使われます。

よく使われる例としては、以下のようなものがあります。

  • 赤色は、エラーや警告、危険を示す色
  • 黄色と黒の組み合わせは、注意喚起や立入禁止
  • 緑色は、OKや成功、ポジティブな状態

このパターンで大切なのは、「目立つから使う」のではなく、「意味として多くの人に通じるか」という視点です。

特に不特定多数が見る資料では、一般的に共有されている色の意味に合わせることが重要になります。

パターン③ お馴染みの配色から選ぶ

3つ目は、季節やイベントなどの「お馴染みの配色」を活用する方法です。

すでに多くの人の中でイメージが定着している配色は、それだけで文脈を伝えてくれます。

例えば、以下のような配色があります。

  • ハロウィンは、紫・オレンジ・黒
  • クリスマスは、赤・緑・白
  • バレンタインは、赤・ピンク・茶

この方法のメリットは、説明がなくても直感的に意味が伝わる点です。

キャンペーン告知やSNS投稿など、短時間で内容を理解してもらいたい場面に向いています。

パターン④ ブランドイメージから色を選ぶ

4つ目は、ブランドイメージを起点に色を選ぶ方法です。

企業やサービスには、ロゴやコーポレートカラー、トーンなど、すでに定められた色のルールがあります。

その場合は、新しく配色を考えるよりも、

  • ロゴのメインカラー
  • 既存の配色ルール
  • ブランドが持つ世界観

これらを基準に配色を組み立てる方が、統一感と信頼感が生まれます。

特に長期的に使う資料やテンプレートでは、この考え方が最優先になります。

まとめ:色はセンスではなく「選び方」で決まる

配色に悩む時間が長いと、「自分にはセンスがないのでは」と感じてしまいがちです。

しかし実際には、迷いの多くはセンス不足ではなく、判断基準が整理されていないことが原因です。

今回紹介した4つのパターンのうち、どれか1つでも意識できるようになると、色選びは一気にラクになります。

  • 印象から選ぶ
  • 機能から選ぶ
  • お馴染みの配色を使う
  • ブランドから導く

色に迷ったときは、「今はどのパターンで選ぶべきか」を一度立ち止まって考えてみてください。

それだけで、配色は感覚的な作業から、再現性のある設計へと変わっていきます。

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