
情報参照元(最終確認日:2025年1月27日)
- みんなのための著作権教室
http://kids.cric.or.jp/intro/01.html - 書籍
サーティファイ 著作権検定委員会主催「ビジネス著作権検定 BASIC 初級 公式テキスト」
制作に至る経緯
デザイナーとして仕事をしているとたまに「著作権譲渡でご依頼してもいいですか?」と言われることがあります。
イラストとは違って、デザインは二次利用しにくいのでお応えできる範囲で著作権譲渡してきたのですが、この「著作権譲渡」の意味をよくわからずに答えてきました。
僕が個人事業主で受ける規模のお仕事なので「著作権侵害をしてまって大損害…」なんて経験はないのですが、デザイナー(クリエイター)として活動するなら、著作権について最低限の知識を知っておく必要があるかなと思い、ビジネス著作権検定・初級の勉強を始めました。
SNSを見てるとあきらかな著作権侵害(違法アップロード・転載など)をよく目にしますし、それらを見たときに、どこまでがNGで、どこまでがOKなのか、なんとなくでも自分の中で棲み分けできるようになれば、という思いもあります。
そこで今回着目したのが「著作者人格権」。
専門家でもないですし網羅的に情報をまとめることはしないのですが「著作者人格権」にフォーカスして概要のインフォグラフィックを作ってみるのは面白いかなと思いました(著作権というテーマ一つとっても、どこを切り取ってどう見せるかがインフォグラフィックの面白いところだと思うので)。
僕が仕事でよく言われる「著作権は譲渡でお願いします」というのは経済的な側面である「著作権(財産権)」のこと。
で、今回着目した「著作者人格権」は著作者の名誉や感情の側面。著作者人格権は売ったり譲ったり相続ができない権利。
こう、誰にも渡せない著作者の権利として感情の側面で法律で守られているって著作者としては安心感があるだろうし、作品を鑑賞する人にとっても「こういうことをしてはいけない」という最低限のマナーでもあると思うので、基本的な権利として多くの人が知っておくべきだなと感じました。
著作者人格権って要は「(著作者の人格を保護するため)著作者が傷つくような作品の使い方を勝手にするな」というニュアンスだと感じたので、著作物に対してリスペクトを持って向き合えるよう、ハートを使って優しい雰囲気を意識してインフォグラフィックを作ってみました。